『奪われる日本』関岡英之
Post by 喜八
関岡英之著『奪われる日本』講談社現代新書(2006)を紹介します。
衆議院特別委員会で、郵政民営化準備室が米国の関係者と十七回も会っていたという、核心に触れる重大な証言を竹中大臣から引き出した城内実前衆議院議員は、自己の良心に従い、国民の代表としての信念を貫き、総裁派閥である森派でただひとり、衆議院本会議で反対票を投じた。その結果、国政の場から追放された。
上の引用文中「竹中大臣」は竹中平蔵内閣府特命担当大臣(当時)です。
竹中平蔵氏は小泉政権で唯一「最初から最後まで」閣僚であり続けた「カイカクの司令塔」です。
なお、「米国の関係者と十七回も会っていた」は、実際には「十八回」であったことが後に判明しています。
竹中氏が「どこを向いて」政治をしていたか、はっきりと分かりますね。
「郵政国会」衆議院本会議の日(2005-08-05)。
城内実さんが、当時の安倍晋三自民党幹事長代理に説得されていた様子は、テレビ画面を通じて多くの方が目撃されたと思います。
けれども、城内実さんは情に流されることも自民党内の「空気」に同調することもなく、「青票(否決)」の初志を貫徹しました。
そのため、続く総選挙では自民党の公認を外され、「女刺客」を送られ、約700票の僅差で落選。
しかし、この過程を目撃した多くの人に「政治家の中にも凄い人物がいる」と強烈な印象を与えました。
現在の日本は「対米迎合派」対「国益擁護派」が熾烈な戦いを繰り広げる「戦時」にあります。
そして、この戦いにおいて、関岡英之さんと城内実さんは誰の目にも明らかな「国益擁護派」なのです。
当然ながら刺客女史は「対米迎合派」なのでしょう。
ふたたび『奪われる日本』から引用させていただきます。
改革だ、国際化だと美辞麗句を並べながら、保身や自己目的のために米国の専横にあざとく迎合する者たちと、時代錯誤と揶揄されながらも、体を張って抵抗する者たちと。畢竟どちらが真の国益の擁護者なのか。どちらが真の愛国者か。
今こそ、日本国民が、その慧眼を以て見定めるべき時だ。
【関連エントリ】
・関岡英之さんのファンになりました(凛)
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・『奪われる日本』から
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